診療案内
INFORMATION外来
外来のご案内
網膜硝子体外科外来、黄斑外来、白内障手術外来、緑内障外来、斜視弱視外来、コンタクトレンズ、メガネ、その他眼科一般外来全般
手術
白内障手術
保険診療眼内レンズ(単焦点眼内レンズ・乱視矯正眼内レンズ・縫着用眼内レンズ)、遠近両用眼内レンズ(多焦点眼内レンズ)取り扱い
2017年11月1日先進医療認定施設として中国厚生局から認定されました
*お気軽にご相談ください
硝子体手術(硝子体内注射)
増殖性糖尿病網膜症、硝子体出血、網膜剥離、増殖硝子体網膜症、黄斑浮腫、網膜下出血(SF6ガス注入、t-PA併用硝子体手術)、加齢黄斑変性・近視性新生血管黄斑症・網膜静脈閉塞症・糖尿病黄斑浮腫に対する抗VEGF注射
緑内障手術
開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障、正常眼圧緑内障、続発緑内障、血管新生緑内障などに対する繊維柱帯切除術(マイトマイシン併用・アルコン®エクスプレス®取り扱い)、繊維柱帯切開術、周辺部虹彩切除術
レーザー治療
糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性、網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜裂孔などの眼底疾患、緑内障、後発白内障(YAGレーザー切開術)
眼科一般手術
麦粒腫・霰粒腫(めぼ)⇒外科的切開手術・摘出手術・トリアムシノロン局注、翼状片、眼窩脂肪ヘルニア、結膜弛緩など
入院
白内障手術、硝子体手術、緑内障手術 他
遠方のため通院が困難な方には近隣提携病院(高須クリニックさん・福山第一病院さん)への入院をご紹介いたします(送迎あり)。術後は院長が往診いたします。
疾患と治療
MEDICAL TREATMENT白内障
白内障とは?
目の中でレンズの役割をする水晶体が濁り、十分に光を通さなくなるため、見えにくくなる疾患です。
白内障の原因は?
- 加齢変化(老人性白内障)
- 糖尿病・アトピーなどの全身病
- ぶどう膜炎などの他の眼疾患
- 放射線
- 薬の副作用
- 遺伝、先天異常
白内障の症状
薬では治らない?
残念ながら白内障が治る薬はありません。
現在までに開発・発売されたお薬(抗白内障薬)はすべて進行予防に働くものです。
いずれも完全に進行を阻止するのは不可能です。(老化を完全に阻止できないのと同じ)
したがって手術が最適な方法です。
日帰り白内障手術内容
白内障手術は、濁った水晶体を砕いて取り出し、その代わりに人口の水晶体である眼内レンズを入れる手術です。
1.点眼による麻酔後水晶体前嚢を切開します
2.濁った水晶体の中身を超音波乳化吸引して取り除きます
3.人口水晶体(眼内レンズ)を挿入します
4.水晶体嚢内に眼内レンズを固定します
眼内レンズの種類
白内障手術時に挿入する眼内レンズの種類によって、
❶手術後の見え方 ❷見える距離 ❸メガネの必要性
に違いが出てきます。
見たい距離や眼の状態によって、あなたに適した眼内レンズの種類が異なります。
あなたの目と生活にあった眼内レンズを選びましょう!
単焦点眼内レンズ・乱視矯正眼内レンズは保険診療の範囲での治療が行えます。
多焦点眼内レンズが保険診療の範囲では行えない治療です。
白内障手術についてご質問・ご相談がございましたら、
お気軽にお尋ね下さい。
硝子体手術
硝子体とは?
眼球内の大部分(2/3)を占めている透明なゲル組織です。
硝子体手術とは?
簡単にいえば硝子体を除去してしまう手術です。
硝子体が実際に出血などで混濁してしまい除去することもありますが、実際にはその奥にある網膜を治療するために硝子体を除去することが大半です。
硝子体手術の方法
手術の方法は、点眼麻酔・目の周囲に注射麻酔を行い、眼内に硝子体を切除するためのカッターと照明のための光ファイバー、そして眼球の形態を保つための灌流液を注入する器具の3点を挿入します。
手術時間は疾患にもよりますが30分~1時間程度です。痛みはほとんどありません。
硝子体手術の適応
- 裂孔原性網膜剥離
- 網膜前膜
- 糖尿病網膜症
- 硝子体出血
- 眼内炎
- 増殖性硝子体網膜症
- 硝子体混濁(ぶどう膜炎・悪性リンパ腫など)
- 黄斑円孔
糖尿病性網膜症
糖尿病性網膜症とは?
糖尿病性網膜症は糖尿病の三大合併症の一つで、放っておくと失明する危険性のある病気です。
糖尿病になると、全身の血管、特に毛細血管が障害されます。
目の中の網膜には多くの毛細血管があり、これが障害されると「眼底出血」などを引き起こします。
さらに進行すると毛細血管が詰まって、網膜の血液循環が悪くなり、これが元となって「新生血管」という今までにはなかった血管が生えてきます。
新生血管はもろいので、破れて目の中に大量の出血が溜まってしまう「硝子体出血」を起こしたり、「緑内障」や「網膜剥離」を引き起こして、最終的に失明に至ります。
たとえ、糖尿病性網膜症になっても、「新生血管」が生える前であれば「レーザー治療」で進行を食い止めるとが可能です。
初期には自覚症状がないことがほとんどですので、早期発見・早期治療が必要です。
糖尿病と診断された方は、内科とともに眼科での検査(眼底検査)を必ず受けるようにして下さい。
また症状が落ち着いていても半年に一度は眼底検査を受けることが重要です。
緑内障
緑内障とは?
緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気です。眼圧(目の硬さ)の上昇が原因の一つと言われています。
しかし、最近は眼圧が正常であっても視神経が障害される「正常眼圧緑内障」が日本人には多いと報告されています。緑内障はかなり症状が進行しないと、自分で気づかない病気です。いつも通り見えている、視力もおちていない、痛くもない、健康診断でも大丈夫だった。それでも緑内障になっている可能性があります。
急性のものは突然、眼痛や頭痛が起こります(緑内障発作)が、慢性のものはほとんど自覚症状がなく、進行してかなり視野の狭い状態になって初めて眼科を受診される場合も少なくありません。
緑内障の検査としては、
「眼圧検査」「眼底検査」「視野検査」
などがあります。
これらの検査を総合して緑内障かどうかを診断し、また治療方針を決定します。
治療方法に以下があります。
「薬物療法(目薬・飲み薬)」「レーザー治療」「手術」
緑内障のタイプやそれぞれの人に適した治療方針を決定してゆくことがとても重要です。
飛蚊症
飛蚊症とは?
白い壁や青空を見たとき、目の前に虫や糸くずなどが飛んでいるように見えることがあります。視線を動かしても、まばたきをしても、目をこすっても消えませんが、暗い所では、気にならなくなります。
飛蚊症の起こり方
目の中は、硝子体という透明なゼリーで満たされています。外から入ってきた光は、この硝子体を通過して網膜まで達します。
ところが、硝子体に「濁り」が生じると外から目に入る光が「濁り」にぶつかり、虫や糸くずが飛んでいるように見えてしまうのです。
この「濁り」の原因は、硝子体の繊維化(若い人に多い)や、後部硝子体の剥離(高齢者に多い)などがあげられます。
ほとんどの場合心配ありませんが、中には網膜剥離などの重大な病気が見つかることがあります。飛蚊症に気付いたときや気付いていた飛蚊症がひどくなってきたときには、必ず眼科医の検査を受けましょう。
アレルギー性
結膜炎
アレルギー性結膜炎とは?
主な症状は強いかゆみです。思わず目をゴシゴシこすってしまうほどのかゆみが特徴。特にまぶたやその縁の部分がかゆく、こすると症状が進行することもあります。
こんな症状要注意!
- 目がかゆい
- 目やにがでる
- 目が充血する
- 涙が出る(流涙)
アレルギー性結膜炎では、結膜(まぶたの裏側と白目をおおっている半透明の膜)が花粉やハウスダストによって炎症を起こし、かゆみ等の症状を生じます。花粉が原因の場合は、毎年決まった時期に症状がみられ、スギ花粉であれば春先に、ブタクサ花粉であれば秋に症状が重くなります。また、アレルギーの原因がハウスダストの場合には1年を通して症状がでます。
花粉が原因の場合には、症状が出る季節は洗濯物を部屋で干したり、外出する時はゴーグル型の眼鏡やマスクをつけると良いでしょう。
ハウスダストが原因の場合は、こまめに部屋を掃除したり、寝具を干すことなどが効果的です。
アレルギー性結膜炎の治療には、抗アレルギー作用をもつ点眼薬が処方されます。症状が出る季節がわかっている方は、症状が出る前に治療を開始すると症状が軽くて済みます。
「目のかゆみ」などの症状が気になる方は、一度、ご相談ください。
ドライアイ
ドライアイとは?
ドライアイとは涙の分泌量が減少したり、量は十分でも涙の質が低下することによって、目の表面を潤す力が低下し、表面の安定性が悪くなる状態です。
主な症状
- 目が乾く
- 目が痛い
- 目が重い
- 目がゴロゴロする
- 光がまぶしい
- 視界がかすむ
- 視力が落ちてきた
- 涙が止まらない
- 涙が出ない
原因としては
- 目の酷使
- 老化現象
- 空気の乾燥
- アレルギー
- コンタクトレンズ
- アイメイク
- 体の病気によるもの
など、さまざまです。治療法としては点眼薬による治療が主体です。
加齢黄斑変性
加齢黄斑変性とは?
近年、日本人に急激に増えてきている病気で、網膜の中心部の「黄斑部」という場所が傷んでしまい、高齢者の失明原因となる病気の一つです。種類は非滲出型と、出血や網膜剥離が伴う滲出型があります。
滲出型の初期は、物がゆがんで見えたり、左右の目で物の大きさが違って見えるなどの症状を自覚する場合が多いのですが、急激に進行すると、突然の視力低下や特に中心が見えにくいという症状が出現します。
基本的には薬物注射治療になります。早期発見・早期治療によって視力低下を最小限に抑えられる可能性が期待できるようになってきました。